『混声合唱団フォンテ』は、1974年12月8日に、柏の合唱団を離れた6人によって、流山市民合唱団として創立されました。
「皆で作る合唱団」を目指し、ポスター・ちらし・新聞広告などで広報し、流山市内およびその周辺の人たちが集まったアマチュア合唱団です。練習は週1回、定期演奏会を毎年1回、それに合宿練習を年1〜2回おこなっています。
歌う歌はルネサンス音楽からポピュラーまでと、チャレンジ精神をもって幅を広げて来ました。そしてオーケストラ伴奏による定期演奏会をおこなうのが大きな特色となっています。
団員の年齢は大学生、時には高校生から人生の大ベテランまで、職業は会社員や主婦をはじめ、幼稚園・小・中・高校の先生も参加しています。音楽経歴もさまざまで、音楽の先生、作曲家、さらには他のコーラスの指揮者といった面々(ただし少数派)から、オタマジャクシと悪戦苦闘している多数派まで。共通項は、合唱への熱意です。
1989年、創立15周年を迎え、団員の地域的広がりを考慮し、合唱のあふれ出る泉をイメージして、「混声合唱団フォンテ」と改めました。( fonte とはイタリア語で「泉」を意味します。)
混声合唱団フォンテは、”みんなで作る合唱団”を目指し、毎年1回の定期演奏会活動を中心に、県、地域の合唱祭などの行事にも参加し、広く地域の音楽文化の向上発展に意欲を燃やしています。
創立以来、唐沢昌伸氏が指揮を執っています。
1974年(S49)
- 12.8 柏の合唱団を離れた6人で流山市民合唱団を旗揚げ、“皆で作る合唱団”を目指しポスター、ちらし、新聞広告で広報。合唱バカ(?)集まる。 練習日は金曜日 会費700 円
1975年(S50)
- 11.22 第1回定期演奏会
(柏市民文化会館小ホール・団員19名)
- メンデルスゾーン/合唱曲集(三つの民謡、うぐいす、ひばり他)
- 日本の歌(早春賦、夏の思い出、砂山他)
- ラッソ/マドリガル集(うるわしの春の花よ、マトナの君、山彦他)
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団員20名、初めての演奏会。 大成功? イタリア語で苦労。 熱意だけが取り柄? |
1976年(S51)
- 6. 6 県合唱祭参加
- 11. 3 流山市文化祭参加
- 11.20 第2回定期演奏会
(柏市民文化会館小ホール・団員33名)
- 山田 耕作/歌曲集(ペイチカ、待ちぼうけ、からたちの花他)
- ヴィヴァルディ/グローリア・ミサ
- 清水 脩/組曲〈山に祈る〉
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超満員、入口までぎっしり。
宗教音楽に取り組む、音楽の基礎を教えられる。
涙、なみだのナレーション。
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1977年(S52)
- 前年の定演にてヴィヴァルディ:『グローリア ミサ』でソロをされた奥田英子さん(現・高山英子さん)が入団され、以後、発声練習をはじめ技術以外でも色々御指導される。 練習日が土曜日に。
- 6.12 県合唱祭参加
- 5.29 合唱の集い(北部公民館)
- 11.19 第3回定期演奏会
(柏市民文化会館大ホール・団員47名)
- フィンランド民謡(祖国、海辺にて他)
- モーツァルト/ミサ・ブレヴィス ヘ長調 KV.192
- 團 伊久磨/組曲 筑後川
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大ホールは広い。
モーツァルトの宗教曲連続演奏計画に入る。
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1978年(S53)
- 運営組織を立て直し、委員会活動活発化。個人発声訓練始まる(奥田先生)
- 5.20 東葛市民合唱団合同演奏会(松戸、柏、流山、野田市民合唱団)。合同演奏 150人 メサイヤより2曲 伴奏:柏交響楽団
- 7.29〜30 軽井沢ミュージックセンター・セミナーハウス 初の合宿!。
ハードスケジュールで搾られ通し。コンパは楽し、来年は2泊でとの声しきり。 - 11.25 第4回定期演奏会
(柏市民文化会館大ホール・団員48名)
- 中田 喜直/日本の四季の歌(夏の思い出、雪の降る町を他)
- ヴィクトリア/宗教曲集(アヴェ・マリア、マニフィカト他)
- モーツァルト/ミサ・ブレヴィス ニ短調 KV.194
- 南 安雄/組曲 日曜日
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苦しんだが飛躍の年。
モーツァルト宗教曲2年目。
「モーツァルトを聴いた」の声、お世辞なるか?
ポリフォニーの難しさやや判明。
土曜日に〈日曜日〉を歌う…笑えず、悪戦苦闘。
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1979年(S54)
- 6. 3 県合唱祭参加「マニフィカート」
- 7. 8 第3回コーラスの集い
- 8.10〜12 軽井沢ミュージックセンター・セミナーハウス 2泊の合宿
たっぷり練習、楽しいコンパは大雨の伴奏付き。
- 10.13 第5回定期演奏会
(柏市民文化会館大ホール・団員49名)
- フォスター/合唱曲集(夢みる人、故郷の人々他)
- ルネサンス合唱曲集(春は君の顔、アリアンナの嘆き、波はさヽやく他)
- モーツァルト/ミサ・ブレヴィス ハ長調 KV.220「雀のミサ」
- 佐藤 眞/混声合唱のための組曲「旅」
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第5回定演を記念し、「旅」の再演、若干の進歩?
努力したが、ルネサンスはいま一歩。
モーツァルト、3回目にはラッパや太鼓が登場。
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