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実践編(図示)
☆ 体 操
   I.脱力  1. 上半身をダラッと下げる。ゆっくり力を抜いたまま、頭や手の重さを感じながら起きる。
  2. 後ろへ反る。おへそから起きる。
  3. 上半身をダラッと下げる。頭のみを上げる。背骨の上の方から少しずつ起きる(背中が反る)。
  4. 左右への脱力
  5. ウエストまわりを順番に伸ばしながら、上半身を回転させる。
  6. 腰を振る(骨盤は傾かないように)。
  7. 両腕逆まわし
  8. 肩上げ
  9. 首まわし
 
   II.呼吸  まっすぐ立って、引いて下げて広げる(本文参照)。
背中に空気を入れ、その部分と共に斜腹筋を振動させてみる。
(笑っている時に無意識に動く筋肉を意識的に使う。)



☆ 発声時注意事項

  • 上半身は脱力し、おへその下の方(斜腹筋)を意識する。  
  • ノドを開けすぎない。  
  • 頭は前から後ろへ開ける。  
  • 顔の筋肉、皮を張る(かたくなってしまわないように)。  
  • 自分の体の1m以上先で、音が動くようなイメージを作る。  
  • 高音域は口を開ける。  
  • どんな時もみぞおちは下へ下がったまま支えておく。
                            −−−など。





 この資料は、混声合唱団フォンテの『しおり』(1992/1/11)に、大塚由乙
先生にご執筆いただいたもです。先生のご指導は、”良い声で良い歌を”
志す、多くのアマチュア合唱団員が共有すべきものと考え、今回ご許可を頂
いてフォンテのホームページに掲載させていただきました。
 大塚先生には長年に亘りフォンテの発声をご指導いただき、第14回定演
では武満徹/『混声合唱のための”うた”』、新実徳英/『組曲・光の幻想』
を指揮していただきました。またこれまで数多くのフォンテの定演で、ソプ
ラノソロをお願いしています。
 現在大塚先生は鎌ヶ谷混声合唱団、アンサンブル・フェリーチェの指揮者
を勤められるほか、八千代オペラ教室の指導などでご活躍されています。
 なお、この資料についてのご質問、お問い合わせ、ご意見などは、混声合
唱団フォンテ宛に 問い合わせ でお願いします。
                     1998.06.21 mf @ fonte

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大塚由乙 OHTSUKA Yoshito,混声合唱団フォンテ © 1992, 1998