丸山 亮 さんの著作物
- 【混声合唱組曲「夜鶯とバラ」】原作:オスカーワイルド / 作詞・作曲:丸山 亮
「この曲集は、私がテノールパートを歌っていた流山市民合唱団(現FONTE)の委嘱で1982年に書いたものです。委嘱を受けた当時、私は日本で書かれる合唱曲の多くにどことなく違和感を覚えていました。題材が予定調和的で、品のいいものばかりに傾いていて・・・」(丸山 亮:『作品解説』より)。 初演 1982、出版 マザーアース社 2010年
- 【合唱でつづる 日本の四季】 編:丸山 亮
「この曲集は、私たちが一度は口ずさんだにちがいないなつかしい童謡や唱歌を、春から冬の順に並べ、組曲として構成したものです。数年前、これらの曲の多くが学校教育の現場から消えようとしたとき、大きな反対の声が上がりました。・・・」(丸山 亮:『合唱でつづる日本の四季によせて』より)
早春賦、どこかで春が、紅葉など14曲を、混声四部を主体に構成。音楽之友社1989年
- 【音楽童話 かわいそうな象】 原作:土家由岐雄/作詞・作曲:丸山 亮
「これは土家由岐雄さんの童話『かわいそうなぞう』をもとに、私が台本づくりと作詞・作曲をした一種の音楽劇です。もっとも歌い手たちに演技までは求めていないので、形はオラトリオやカンタータに近いといえましょう。・・・」(丸山 亮:あとがきより)
ソプラノ・テノール・バリトンソロと児童合唱、2台の鍵盤楽器と語りで構成。音楽之友社1992年
- 【混声合唱による安曇野の四季「ぬるせぎ」】
短歌:丸山さよ子・作曲:丸山 亮
「これは私の亡き母さよ子が生前に出版した短歌集「ぬるせぎ」と「ぬるせぎ拾遺集」の中から16首を選んで、その短歌に曲をつけた曲集です。・・・ぬるせぎ(温堰)というのは梓川の水を取り込んで安曇野を潤す古くからの農業用水路で、今も私の育った安曇野の家の前を流れています。母はここに半生を過ごし、その生活の中で、四季の移ろいに自身の思いを重ねて多くの歌を残しました・・・」(丸山 亮:『作品解説』より))マザーアース社 1995年
- 【混声合唱のための 日本民謡集】 編曲:丸山 亮
北海道から沖縄までの12の民謡に、巻末に「三つのわらべうた」を収録しています。マザーアース社2011年
巻末の「三つのわらべうた」(とおりゃんせ、あんたがたどこさ、ずいずいずっころばし)は1984年に流山市民合唱団(現フォンテ)が初演した。その後フォンテでは、抜粋を含め、1990年第15回定演、2003年第28回定演、2016年第41回定演で、氏の日本民謡を演奏している。
丸山亮さんは、混声合唱団フォンテで合唱活動をされるかたわら、独自の創作発表活動を続けられています。なかでも音と映像によるシアター・ピース「ビデオ・ミュージックシアター」の代表作「オルフェの旅」「風の女」と「蜘蛛の女」は、フランス、イタリア、スイスなどの現代アート・フェスティヴァルでも招待公演を行っています。
(社)日本国際知的財産保護協会で国際法制研究室長を務められた丸山亮さんには、「発明文化論」((2005年 発明推進協会 刊)の著作があります。
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